2009/05/13

ルートが正しくないんですが・・・

横浜スタジアムの照明やY150の会場がみえるみなとみらいからブログを書いているカーウイングス 石川です。

私が偉そうに言える立場でもないのですが、カーナビの歴史と言うのは長く、日々進化してきています。
10年ほど、カーナビの仕事をしてきているのですが、その頃も今も、「カーナビのルートが正しくない」という質問やクレームなどは常にあり、お客さまの中でも、「なんでそんなルートを引くの?」と不思議に思ったことのある方は少なくないと思います。

カーナビゲーションシステムの取扱説明書には、”ルート探索について”と言うことで、ルート探索の仕組みや、注意点などが細かく書いてあるのですが、カーウイングスサービスで起きる幾つかの事例を含めて、書いてみたいと思います。


(1)どこを目的地にするのか?

ルート探索をするときに、まずは、目的地設定をします。経由地を設定することも、もちろん出来ますが、「目的地」であっても「経由地」であっても、ナビゲーションは、設定された場所に行くために、ルート探索をします。

下の写真は、地図上であるゴルフ場を目的地にしようとしているところです。

Root1
もちろん、クラブハウスの前の道まで、ルートが引かれ、ナビゲートします。
この写真のように、行きたい場所にしっかりと目的地設定できていれば、問題ないのですが、時々あるケースとして、こんなケースがあります。

同じように、このゴルフ場を目的地にしようと地図をスクロールしようとしています。

Root2

しかし、拡大してみると、大きなゴルフ場の真ん中を目的地にしていて、その設定した位置に近い道路をまでを案内してしまうケースがあります。

Root3

画面中央上のピンクの道路までの案内になってしまい、ナビの言うとおりにクルマを走らせても、クラブハウスには行けません。

大きな敷地の公園やゴルフ場などを、目的地にする場合、このようなケースが時々発生してしまいます。
このようなことをなるべく無くすために、カーナビゲーションで使用する施設の場所、オペレータサービスで送信する施設の場所の緯度経度は、正確に付ける努力をしております。
「位置情報情報の精度」という言い方をするときがありますが、この精度には細心の配慮をしてサービスを行っています。


(2)精度が求められる場所

敷地の広いゴルフ場、遊園地、公園、野球場などの位置情報の精度は重要です。
横浜スタジアムに行こうとして、仮にセカンドベース付近に目的地を設定してしまった場合、ナビゲーションに従うと、それでも横浜スタジアムの近くに行くことはできるでしょう。(車でセカンドベースまで行けませんが。)

目的地設定をする際に気をつけなければいけない場所のひとつに、サービスエリアやパーキングエリアがあります。

「何台かのクルマに分乗して、サークルの仲間とドライブだ!談合坂SAで待ち合わせ!!」というケースがあったとしましょう。

Root4
目的地設定しようとして、50音入力や施設検索が面倒なので、地図のスクロールを使ってやろうとしています。

 

談合坂SAに目的地設定したつもりが・・・


Root5

少しずれていたら、

もちろん、ずれた場所に向かって、ナビはルート探索をします。
途中で、中央高速道路を出るように言われてしまうでしょう。

Root6

もちろん、仲間と待ち合わせすることが出来なくなってしまいます。

シチュエーション的には無理がありますが、高速道路のサービスエリアや、近くに高速道路が通っている場所を目的地にする場合は、ナビゲーションから、「高速道路・有料道路上に目的地を設定するか?」という確認メッセージがでます。
広域の地図で設定してしまうと、気が付かないうちに高速道路以外に目的地設定をしている場合があるので、気をつけていただきたいと思います。
ナビゲーションで使用する位置情報も高い精度で整備していくようにしております。
また、施設の緯度経度を含めた地図情報の更新をすることで、これらの鮮度を高めていくことができるので、定期的な地図更新をおすすめいたします。

(3)本当に最速ルート?

 カーウイングスナビゲーションの最も特徴的なものとして、渋滞情報を加味した最速ルートがあります。
2004年からサービスを開始したルート探索方法の一つです。
ルートを探索するときには、探索条件を変更することができることを知っていると思います。
「有料優先」とか「一般優先」など、使っている方も少なくないのではないでしょうか。

「距離優先」というのもあります。

この一番短い距離を案内するのと、カーウイングスの最速ルート探索のルートは、意味が全く違います。
最速ルート探索で得られるルートは、「最も到着時間が短くなるルート」です。

距離は長くなっても、渋滞が途中に発生していても、「最も到着時間が短くなるルート」が最速ルートです。
渋滞の場所を通ると、だいたい到着時間が遅くなるので、渋滞箇所ばかり通るルートは案内しない傾向はありますが、時にして、遠回りのルートを案内することがあります。
早く到着したいときには、是非ご利用ください。

これまで、弊社の開発部隊が数多くの実験をしてきましたが、最速ルートに従った方が確実に早い道を案内することを確かめています。
私も、最速ルートの案内を事前に確認したときに、「このルート通りに行かない方が早いのではないか?」と思うこともありましたが、最速ルートの方が早いです。


(4)「国道A号と、県道B道を通って、その後に、C高速道路と、D道路を使って、Eを目的地にしてください。」

上記のようなリクエストをオペレータサービスに頂くことが、あります。
おそらく、道路をよく知っていて、国道A号と、県道B道を通って、その後に、C高速道路と、D道路を使って、Eに行きたいお客さまかと思います。経験的に、そこが一番良いルートであることを知っているのかと思います。
しかし、「Eを目的地にしてください。」と言われただけで、そのときにお客さまの望むルートよりも「良い」ルートを案内するナビのルート探索ができるように、日々技術開発をしています。
お客さまにとって、何が「良い」と言うか、これも非常に難しいのですが、まずは走行時間が短くなるルート(”環境にやさしいルート”と言うこともできます)を提案し、さらにお客さまのニーズに適したルート探索になるよう、努力しています。



最速ルート探索については、こちらをご覧ください。

  • 投稿者 カーウイングス
  • 2009/05/13 20:41:16

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