2009/11/26

日産自動車「カーウイングス」とパイオニア「スマートループ渋滞情報」のプローブ交通情報の相互利用を開始!

晩秋の雰囲気漂う厚木のテクニカルセンターからこんにちは、カーウイングス 石川です。

本日、カーウイングスの最速ルート探索に利用するリアルタイム交通情報に関する、プレスリリースを発表しました。

日産自動車「カーウイングス」と パイオニア「スマートループ渋滞情報」のプローブ交通情報相互利用を開始

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、同社のカーナビゲーション向けサービス「カーウイングス」が提供する交通情報を活用した最速ルート探索において、プローブ交通情報(*1)の充実によるさらなる性能向上を図るため、パイオニア株式会社(本社:東京都目黒区目黒、社長:小谷 進)とプローブ交通情報の相互利用を11月より開始した。これにより両社が持つ交通情報のデータ量が増加するため、より精度の高いルート誘導が可能となる。 今回相互利用する情報は、両社が各々通信機能を利用して車両から収集したプローブ交通情報であり、このデータを用いた交通情報の生成技術、ならびにルート探索技術は各社独自で開発する。また、相互利用するプローブ交通情報は、日産のカーウイングス会員の車両から収集した走行情報とパイオニアのスマートループ渋滞情報の利用者から収集した走行情報である。

*1: 無線通信技術を用いて得られる車両の位置、速度などの情報

プレスリリースの文章だけでは、ちょっと難しいので、少し解説したいと思います。

その前に「最速ルート探索」の仕組みについて、ご説明します。

カーウイングスの最速ルート探索は、目的地まで最も早く到着するルートを案内するもので、そのために、いくつかの交通情報を組み合わせて利用しています。
代表的なものは、
 1)リアルタイム交通情報
 2)予測交通情報
 3)統計交通情報

の3つです。

まず、この3つの情報の中で分かりやすいのが「3)統計交通情報」です。
これは、「何曜日の何時頃、どの道路が混むのか?通過にどれくらいかかるのか?」という情報で、HDDやDVDの中に持っている過去の統計に基づく交通情報です。
もちろん日本全国の情報が入っています。
携帯電話をもっていないときでも、使うことができる交通情報です。

次に「1)リアルタイム交通情報」を説明します。
これは、「VICS交通情報」と「プローブ交通情報」の2つのことを指していて、今の道路交通状況がどうなっているか、という情報です。
事故渋滞もユニクロ渋滞(ユニクロさんの駐車場に入る車で時々発生する渋滞)が発生していても、その渋滞を通過するのに何分かかるか、という情報がカーウイングスのセンターにありますので、通信を介して、その情報を受信します。
カーウイングスセンターには、全国の最新の交通情報がありますが、お客さまに必要な情報のみを通信により受信することが出来ます。

「2)予測交通情報」は、1)のリアルタイム交通情報の変化などから、今後、交通情報がどのように変化するかを予測した交通情報です。
2時間先まで、予測することが出来ます。
渋滞が伸びていくのか、解消していくのか、そんなことを予測する交通情報です。

このような3つのそれぞれ性質の違う交通情報を組み合わせて最速ルート探索を行うわけですが、リアルタイム交通情報を作る際に使う「プローブ交通情報」は、カーウイングス付きの車の走行情報によって作られるものであり、カーウイングス付きの車が多ければ多いほど、情報の量が増えます。
そして、本日の発表の話になりますが、パイオニアさんの「スマートループ」でもプローブ情報を収集していて、お互いに情報を交換することで、データを増えて、より精度が高いルート探索を可能とした、というのが本日の発表です。

このようなカーウイングスセンター側の開発を日々進めていくことで、最速ルート探索もますます精度が高まっていきますので、今後ともご期待ください!